〜妊活さん、妊婦さんの栄養・整体のサロン〜

宮川さんの訪問①―自宅出産は産むための手段にすぎず、目的ではない―

<初めての宮川さんの訪問>
5月21日は、とても大事な日でした。
なぜなら宮川さんが、初めて自宅にいらっしゃるから。
海助産院で出産する際の説明日ということで、
研修中の助産師さんと一緒におうちまで来てくださることになっていました。
ですので、診察ではなく、あくまで説明の日。
自宅の場所を伝えると、「自転車で行きます」とのこと。
自転車だと、市内中心部から、坂道を含め、30分はかかります。
そのパワフルさに驚きつつ、私はこの日を心待ちにしていました。

訪問時間は「13時」とスケジュール帳に書いていたのに、
なぜか「12時半」と思い込み、30分も前からお茶を準備していた私。
それほどドキドキワクワク、ちょっと照れくさいような、特別な日でした。
宮川さんと初めて会う、キョウちゃん。どんな風に打ち解けてくれるかな?
二人で住んでいるこの変な家に初めて来る宮川さん。なんて言ってくれるかな?
小学校の頃、大好きな担任の先生の家庭訪問を待つかのように、
遅いな遅いなと、何度も道を見下ろしながら、
そわそわしながら待っていました。

<宮川さんの到着>
13時前、
「こんにちわー^o^近くまで来たと思いますー」と宮川さんからのお電話。
宮川さんと研修中の助産師さんが我が家のすぐ下の坂に到着されていました。
わかりにくい場所なので、お迎えに行き、我が家に案内しました。
想像通りではありますが、助産師の女子二人は、
「すごーい!!面白い場所―!!」とキャアキャア笑いながら、
坂を登っていただき、我が家の居間にご案内いたしました。

「こんにちはー初めましてー」と
居間のテーブルにて顔合わせをする。
宮川さん、研修助産師のあやかちゃん、キョウちゃん、私。
テーブルに座った瞬間
「この4人、なんだか気が合う。お友達みたい」と感じ、
うっかり世間話で盛り上がってしまいそうな雰囲気でした。
ですが、本日の目的は自宅出産の説明会。
楽しい話題もそこそこに、
宮川さんの自宅出産についての説明が始まりました。

キョウちゃんと私。
自宅出産について、若干の温度差もありました。
妊娠して、今まで以上に感覚優位、直感型になっていた私。
4月に宮川さんと電話で話を聞き、その後妊婦の会で初めてお会いして、
「宮川さんと産みたい。宮川さんにアドバイスしてもらいたい」と
すでに全幅の信頼を置いていました。
私とても、知り合って間もない方をこんなに信頼して経験は初めてで、
宮川さんってなんだか不思議な人、と思っていました。

対するキョウちゃんは、お産については現実的。
私の気持ちを認めてくれた上で、
自宅出産の「現実的な問題」を淡々と確認していました。
一言で言うと安全性。
もしもの事態は起きないか。仮に起きた場合はどうなるか、
という内容を中心に丁寧な説明が始まりました。

<お産は安全第一〜自宅出産は産むための手段にすぎず、目的ではない>
キョウちゃんが宮川さんに伝えた出産についての認識は、
「母子ともに安全であることが第一優先」
ということでした。もちろん宮川さんも私も、全くもって同じ意見です。
そして何度も言ったのが

「自宅出産は産むための手段にすぎず、目的ではない」

ということ。自宅で産むのもいいけれど、病院で産んだとしても、
帝王切開だったとしても、出産は出産。

「マヤは自宅で産みたいから、もしものことがあっても
病院搬送は嫌がるだろうけれど、そこは関係なく、
容赦無く判断してほしい」
「マヤが『病院に行きたくない』と泣こうが喚こうが、
母子ともに無事であることを優先してほしい」

ということを強調していました。

ちなみにですが、キョウちゃんは18年前に、前妻さんが助産院で
息子さんを出産するのに立ち会っています。
ですので、我が子を迎えるのは今回で2回目。
経験則などふまえつつ、自身の出産への考えを宮川さんに伝えていました。
もちろん宮川さんも、同意見。
そして宮川さんも、安全面について、詳細な説明をされていました。

その間私はというと、
自宅出産への認識は、
「産むための手段にすぎず、目的ではない」という思っていたし、
自分の体が危ないのに、周囲の人の反対を押し切ってまで
自宅出産にこだわる気もさほどありませんでした。
とはいえ、出産時に何か問題が発生し、
緊急事態になるイメージが全くなかったので、
話はちゃんと聞いた上で、「はーーい」と軽く聞いていました。

緊急事態の危機管理はキョウちゃんにお任せし、
私は、いいイメージを持つことに専念する。
後からの振り返りではありますが、意識面の役割分担、
なかなかうまくいっていたと思います。

(写真は、映画会の時の宮川さん)
続く→

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